日本語教員養成プログラム
令和2年6月末時点において、日本に在留する外国人は約289万人、日本語学習者数は約16万人です。新型コロナ感染拡大の影響を受け、前年度より約12万人滅少しました。しかし、日本語教育人材の数は約4万人。日本語を学習したいと思っている人たちの数に対して、教えることができる人の数がいかに少ないかがわかります。さらに、その約半数がポランティアなのです。
在留する外国人の国籍や職業等も多様化する今日、日本語学習のニーズは留学生だけでなく、生活者や就労者、児童生徒等に広がっています。
「日本語教員養成プログラム」は、国内外を問わず、日本語学習を必要とする人々に質の高い日本語指導・教育ができる人材を養成します。
日本語教員とは
日本語を母語としない者に対して、外国語として日本語を教える者のことです。
従って、教育職員免許法に示す国語の教員とは基本的に異なります。
日本語教育とは
広い意味でのコミュニケーションそのものであり、教える者と学習する者とが固定的な関係ではなく、相互に学び、教えあう実践的なコミュニケーション活動と考えられます。
従って、日本語教員にはコミュニケーション能力を核として、次のような3領域、5区分の幅広い知識が求められます。
領域 | 区分 |
---|---|
社会・文化に関わる領域 | 社会・文化・地域、言語と社会 |
教育に関わる領域 | 言語と心理、言語と教育 |
言語に関わる領域 | 言語一般 |
日本語教員になるには
要件①:日本語教育に関する科目を26単位以上履修・修得
要件②:教育実習の履修・修得(日本語教育実地研修=教育実習)
※ホツマインターナショナルスクール2週間(予定)
科目区分 | 科目名 | 開講学年 | 単位数 | 必修 | 選択 |
---|---|---|---|---|---|
1.社会・文化・地域 | 日本語教育学入門 | 2・前 | 2 | ○ | |
2.言語と社会 | 日本語学Ⅱ(言語と社会) | 3・前 | 2 | ○ | |
日本語学Ⅲ(日本語の多様性) | 3・後 | 2 | ○ | ||
3.言語と心理 | 日本語教育研究Ⅲ(日本語の学習と習得) | 3・後 | 2 | ○ | |
4.言語と教育 | 日本語学入門 | 2・前 | 2 | ○ | |
日本語学Ⅰ(音声と表記) | 2・後 | 2 | ○ | ||
日本語教育研究Ⅰ(日本語教育文法①) | 2・後 | 2 | ○ | ||
日本語教育研究Ⅱ(日本語教育文法②) | 3・前 | 2 | ○ | ||
異文化コミュニケーション | 2・後 | 2 | ○ | ||
日本語教育方法論 | 3・後 | 2 | ○ | ||
ICT基礎 | 1・前 | 2 | ○ | ||
ICT活用 | 1・後 | 1 | ○ | ||
日本語教育実地研究(含事前事後指導) | 4 | 1 | ○ | ||
5.言語 | 言語学入門 | 2・前 | 2 | ○ | |
対照言語学 | 2・後 | 2 | ○ | ||
日本語演習 | 2・前 | 1 | ○ | ||
日本語研究Ⅰ | 3・前 | 2 | ○ | ||
日本語研究Ⅱ | 3・後 | 2 | ○ | ||
合計 | 33 | 18 | 8 |
要件③:要件①、要件②を履修・修得し卒業
詳しくは下記までお問い合わせください。
受付時間
平日 8:50~17:30 土曜日 8:50~12:40
[受験生]
入学広報課 058-278-0727
[在学生]
羽島教務課 058-279-3493
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